No.1357 2015/05/22(金)

 環水平アーク&環天頂アーク出現!


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 11時30分頃、三島小の校庭で明日の運動会に向けて練習をしていた子供達が、顔を上げて「虹だ!虹だ!」と騒ぎ始めた。その方向へ目をやると太陽の周りに光の環が出ていた。『日暈(ひかさ、にちうん)』または『ハロ』と呼ばれる現象で、上空に氷の結晶を含んだ薄雲がかかると現れやすい。たまに見かけるが、今日は一段と綺麗に出ていた(写真1:太陽を直接見ると危険なので目隠しをして撮影)。
 しばらく見とれていると、日暈の下に横に延びる虹が見えた。『環水平アーク(水平弧、水平環)』という光の帯で、珍しい現象だ(写真2:上が日暈、下が環水平アーク)。この日は関東周辺で確認され、夕方のニュースでも報じられた。私は図鑑などでは見ていたが、初めて目の当たりにしたので興奮して眺めていた(12時20分頃から1時間ほど出現)。
 翌日の夕方には九十九里町で太陽の左右にたまに現れる『幻日』というスポット状の光を眺めていたら(写真3)、頭上に『環天頂アーク(環天頂弧、天頂環)』が出現した(写真4)。別名『逆さ虹』と呼ばれている。この現象は比較的珍しく、私は初めて見たのでまた興奮した。憧れの大気光学現象に出会えたおかげで、しばらく空が気になる日々になりそうだ。
 (大木淳一)

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写真1
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写真2
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写真3
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写真4
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 日暈 22 Degree Halo

 環水平アーク Circumhorizon Arc

 幻日 Sundog、Phantom Sun

 環天頂アーク Circumzenithial Arc

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