No.1358 2015/05/22(金)

 ラミーカミキリ


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 三島小の校庭で。カラムシの葉にラミーカミキリが止まっていた(写真1)。体長は2センチほど。ラミーカミキリは東南アジアから台湾にかけて分布する甲虫で、日本には明治時代に移入されたものと考えられている。暖地に棲む昆虫だが、近年、千葉県ではどこにでもいる普通種となっている。
 ライムグリーンと黒の模様が美しく、とくに背中側から見た時に胸にある2つの黒い紋が目立つ。これを「ロボットの顔のようだ」という人もあれば、「パンダの顔みたい」という人もいる。この色と模様のおかげでけっこうな人気者である。本当の顔はこちら(写真2)。これはこれでハンサムである。この虫は、カミキリムシとしてはかなりすばしこく、写真を撮ろうと近づくと、すぐに飛び立ってしまう(写真3)。撮影には根気が必要だ。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 カラムシ Boehmeria nipononivea(イラクサ科)

 ラミーカミキリ Paraglenea fortunei(カミキリムシ科)

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