No.1430 2016/04/16(土)

 ヒトクチタケ


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 林の縁に置いてあるアマカツの丸太。よく見るとたくさんの丸いキノコが生えていた(写真1)。表面はまるで栗まんじゅうのようにテカテカと光っている(写真2)。ヒトクチタケだ。
 ヒトクチタケは漢字では「一口茸」と書くが、一口で食べられるキノコという意味ではなく、写真2のように熟すと皮膜の下部に穴が1つ開き、その穴から胞子が出すことが名前の由来とのことだ。
 ヒトクチタケは空洞で、中には昆虫が住んでいることが多い。このキノコの中にもオオヒラタケシキスイが住んでいた(写真3)。
 (小田島高之)

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写真1
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写真2
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写真3
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 ヒトクチタケ Cryptoporus volvatus(タマチョレイタケ科)

 アカマツ Pinus densiflora(マツ科)

 オオヒラタケシキスイ Aphenolia pseudosoronia(ケシキスイ科)

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