No.1432 2016/04/22(日)

 アサリを剥く


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 4月の東京湾は潮干狩りのシーズンまっただ中です。
 潮干狩りで賑わう木更津市の牛込海岸でアサリを手で剥いている姿を見かけました。
 小さなアサリを一つ一つ手で殻からはずすのですが、その手際の良さと、剥きあがったアサリの美しさに驚きました。お話をうかがうと、アサリの味は熟練した人が剥いたものの方がおいしいとの事でした。熟練の技は素晴らしいですね。
 剥きあがったアサリは、アサリご飯に、あるいは串刺しにしてフライにするとの事でした。串刺しにして干したアサリは「アサリのめざし」と呼ばれ、保存食とされてきました。
 アサリは剥かれることによって、料理の幅もひろがり、保存することも可能になっていくのです。アサリを剥く、その作業には人々の知恵が詰まっているのです。
 (島立理子)

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写真1  貝剥きナイフを使って一つ一つ丁寧に剥きます。
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写真2 剥きあがったアサリ。光り輝くよう。
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写真3 丁寧に串にさしていきます。
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写真4 アサリのフライ。熱々を食べると、すごく美味しい。
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