No.1469 2016/09/17(土)

 キゴシハナアブ


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 三島小学校の近くの農道脇では野生化したニラの花が盛りだ。ニラの花にはいろんな昆虫がやって来る。この日よく目についたのは体長1センチくらいのハナアブの仲間(写真1)。キゴシハナアブだ。腹部の横縞と胸部の縦縞が目立つ。
 このハナアブは目に特徴がある。黄色い大きな複眼を持つが、不規則に黒く汚れているように見える。まるでチョコレートの粉末をまぶしたようだ(写真2)。昆虫の複眼は多数の個眼が集まってできているが、この虫の個眼には黄色と黒の2種類があるらしい。その理由は謎だ。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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 ニラ Allium tuberosum(ユリ科【E】、ヒガンバナ科【A】)

 キゴシハナアブ Eristalinus quinquestriatus(ハナアブ科)

 ※被子植物の分類体系:【E】新エングラー、【A】APGIII

 


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