No.1483 2016/12/10(土)

 コカニグモ


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 クスノキの大木の枯れた樹皮をはがしてみたら小さなクモが隠れていた(写真1)。体長は4ミリほど。
 コカニグモのようだ。触肢(しょくし)の形から、雄だと思われる。触肢とはクモの頭の先端についている1対の器官で、雌の場合には単純な細長い「ひげ状」の形だが、雄の場合には雌との交接に用いるため先端がふくらんだ特殊な形をしている。
 コカニグモは樹皮のすき間のような狭い空間に入り込むため、やや平べったい体型をしている。
 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 コカニグモ Coriarachne fulvipes(カニグモ科)

 


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