No.1484 2016/12/10(土)

 ヒナバッタ


dummy

 陽の当たる斜面の方から「シリシリシリシリ・・・」と音が聞こえた。こんな季節に鳴く虫は多くはない。見当をつけて静かに近寄ってみると、期待通り枯葉の上に止まった小さなバッタを見つけた(写真1)。
 ヒナバッタの雄だ(写真2)。体長2センチほど。このバッタは後脚の内側がやすり状になっていて、その部分で翅の脈をこすることによって音を出す。身体の割には大きな音だ。
 バッタ類にしては珍しく冬でも成虫が見られるが、成虫で越冬することはないようだ。
 (尾崎煙雄)

dummy
dummy
写真1
dummy
dummy
写真2
dummy
dummy

 ヒナバッタ Glyptobothrus maritimus maritimus(バッタ科)

 


ニュース一覧へもどる