No.1515 2017/05/12(金)

 ヤマサナエ


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  初夏の気配が近づいてきたこの日、調査のために川へ入ろうとすると、眼の前をなにかが横切った。反射的に網を振ると、羽化して間もないヤマサナエだった(写真1)。サナエトンボ科の中ではやや大型な種だ。羽化を午前中にする習性があるので、羽化シーンを目撃しやすいとされる。サナエトンボの仲間は普段目にすることが少なく、また黄色と黒の体色をしているので、オニヤンマと間違われることがある。オニヤンマや他のヤンマとは眼が離れていることで区別できる(写真2)。
 今度はぜひ羽化するシーンを観察したい。
 (後藤亮)

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写真1
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写真2
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 ヤマサナエ Asiagomphus melaenops(サナエトンボ科)

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