No.1524 2017/06/09(金)

 ギバチ


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 川の中の落ち葉を網で探ってみると、ギバチを捕まえることが出来た(写真1)。ギバチはナマズの仲間で、千葉の一部ではカワバチとも言われる。背鰭(せびれ)と胸鰭(むなびれ)の棘(きょく:ひれを支えるとがっている骨)には毒があり、刺さるとしばらく痛むので、この魚を捕まえたときはくれぐれも注意が必要。ハチと同じように刺す(といっても、積極的に刺すわけではないが)ことが、名前の由来になっている。6月頃に産卵をするので、来月にはかわいい稚魚をたくさん見ることができるだろう。
 毒の棘(きょく)を持っていると聞くとなにやら怖い魚のようだが、愛嬌のある顔をしているなんとも可愛らしい魚だ(写真2)。
 (後藤亮)

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写真1
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写真2
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 ギバチ Tachysurus tokiensis(ギギ科)

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