No.1534 2017/07/12(水)
ハグロトンボ
川で魚採りをしていると、ヒラヒラと飛ぶ黒い影が視界に入った。ハグロトンボである(写真1)。ハグロトンボの飛び方はアキアカネやオニヤンマのようにスピード感ある飛び方ではなく、ヒラヒラと言う擬音語がピッタリくるような飛び方だ。本州から四国、九州まで広く分布している。 翅(はね)が黒いこともあり、たくさんの個体が集まっているとなんとなく不吉な感じがするが、個体個体をみると腹部には金属光沢があり、その姿はとても美しい(写真2)。なかなかお目当ての魚が採れず、悶々(もんもん)としていたが、ハグロトンボの美しい姿を見ることができ、いい気分転換になった。 (後藤亮)
ハグロトンボ Atrocalopteryx atrata(カワトンボ科)