No.1574 2017/12/23(土)

 フィールドサイン


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 野外で見られる生き物の痕跡をフィールドサインという。例えば足跡や食痕(しょくこん:木をかじったりした痕跡)、糞などである。沢を歩いていても足跡や糞を見かけることが多くあり(写真1、2)、今自分がいる場所を動物が通っていったことを知ることができる。中には滑ったような足跡もあり、その光景を思い浮かべると笑ってしまう。実際に山でニホンジカやニホンザルに遭遇することはあまりないが、フィールドサインを見るたびに、生き物が実際に生息していることを実感できる。
 ヒトのフィールドサインも度々見るが、なんとも残念である(写真3)。
 (後藤亮)

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写真1
ニホンジカの足跡
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写真2
ニホンジカの糞
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写真3
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 ニホンジカ Cervus nippon(シカ科)

 ニホンザル Macaca fuscata(オナガザル科)

 ヒト Homo sapiens(ヒト科)

 


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