No.1598 2018/4/21(土)
アカサシガメ
清和県民の森にて。ツツジの植え込みの上を歩き回るアカサシガメを撮影した(写真1)。脚と触角以外は目立つ赤色で、体長は1.5センチほど。腹部の下面も赤と黒の縞模様で派手に見える(写真2)。わりとよく見かける昆虫だが、かっこいいと思う。 このカメムシは肉食性で、イモムシや他の昆虫を捕らえて食べる。頭部の前方に伸びた「ゾウの鼻」のような器官が口で、これを獲物に突き刺して体液を吸う(写真3)。人を襲うことはないが、捕まえて掌に握っていたりすると刺されることもある。刺されるとけっこう痛い。 (尾崎煙雄)
アカサシガメ Cydnocoris russatus(サシガメ科)