No.1608 2018/5/24(土)

 アブラギリ


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 市原市内の山にて。アブラギリがもう開花していた(写真1)。アブラギリは6月の花、という印象があったが、今年は早いようだ。
 アブラギリの葉は大きく、長さ20センチほど。花の直径は2センチほどで、枝先に密集して咲くので遠目にもよく目立つ(写真2)。
 開花直後の花の中心部は黄色いが、やがて赤色に変わる(写真3)。同じ株に雄花と雌花が咲く。写真3に写っているのはすべて雄花。
 アブラギリの果実から油が採れるので、以前は房総丘陵のあちこちに植栽されていた。今では油糧作物としては利用されないが、陽当たりのよい場所では野生化しているように見える。

 (尾崎煙雄)

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写真1
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写真2
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写真3
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 アブラギリ Vernicia cordata(トウダイグサ科)

 


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