No.1651 2018/11/09(金)
小鳥の巣
三島小学校にて。君津市宿原のKさんが、鳥の巣を拾って持って来られた(写真1)。直径12センチほどのお椀型の巣だ。「何の巣?」と尋ねられたが、決め手がない。「大きさや形から考えて、モズの巣かもしれませんが、確証はありません」とお答えした。 写真2は巣の裏側。よく観察すると、さまざまな植物が巣材に使われているのがわかる。目についたものだけでも、ヒノキの樹皮、葉、スギの樹皮、ススキの穂、オオアレチノギクの茎、ヘクソカズラのつる、エノキの葉、イヌシデの葉、アズマネザサの葉など。巣材から、なんとなく営巣場所の環境がうかがい知れる。 (尾崎煙雄)
モズ Lanius bucephalus(モズ科)