教室博日記 No.1791

 2020/04/03(金)

 三島小教室博物館の新年度(令和2年)

 令和2年4月、新年度の始まりだ。三島小教室博物館にも、いつもと変わりない春がやってきたように見える(写真1、2)。しかし今年は今までとは少し違っている。

  • 写真1 教室博物館のある校舎
  • 写真2 今年の桜は長く楽しめた(三島小校庭)

 ひとつは三島小学校が昨年度末でその長い歴史を閉じ、近隣の秋元小学校と統合して「清和小学校」となったことである。子ども達は、東日笠地区にある旧清和中学校の校舎に移った。子ども達がいなくなった小学校は妙に静かでちょっとさみしいが(写真3)、教室博物館は残ることになった。昨年度までのように毎週金曜日ではなく、隔週の開館ということにはなったが、今年度も三島小教室博物館は存続する(写真4)。

  • 写真3 ちょっとさみしい旧校舎
  • 写真4 教室博物館入口

 しかしもうひとついつもと違うのは、今世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で、中央博物館の本館、分館、そしてこの教室博物館が臨時休館となっていることである(写真5)。

  • 写真5 教室博物館入口の臨時休館を知らせる張り紙

 4月から9月まで三島小や清和県民の森周辺で行っていた「山の学校」や、房総の山の観察会なども例年と同じように計画されているのだが、今のところ再開の見通しは立っていない。4月25日(土)に予定されていた「山の学校」も中止が決まっている(6月以降は未定)。

 房総丘陵の山々や麓の集落にも、待ったなしで春がやって来る(写真6、7)。季節の移ろいを心ゆくまで楽しめるよう、1日も早くいつもの博物館に戻ることができればと願っている。

  • 写真6 三島湖の春
  • 写真7 君津市市宿地域の春

(八木令子)