教室博日記 No.1806

 2020/05/13(水)

 スジアオゴミムシ

 元清澄山系にて。沢沿いの林床を急ぎ足で歩くスジアオゴミムシを見つけた(写真1)。体長が2センチ以上あり、ゴミムシとしてはオサムシ並の特大サイズだ。ゴミムシ類は、昼間は落ち葉や石の下に隠れて、夜間、餌となる他の生き物を求めて林床を歩き回る。写真の個体も落ち葉の下に潜んでいるところを私がガサガサと歩いたものだから逃げ出したのだろう。素早く歩いてすぐに落ち葉の下に潜り込むので、全身を写真に収めるのはたいへんだったが、なんとか触角をピンと前に伸ばした凛々しい姿を捉えることができた。

林床のスジアオゴミムシ
  • 写真1
  • スジアオゴミムシ Chlaenius costiger(オサムシ科)

(斉藤明子)