2020/11/13(金)
ミノウスバ
三島小の校庭のはずれでミノウスバを見つけた(写真1、2)。昼間活動するマダラガのなかまだ。腹部は派手なオレンジ色の毛に覆われ、先端には黒い長毛がある。大きさは2センチ位と大きくは無いが、かなり目立っていた。翅は鱗粉で覆われておらず、透けて向こうが見える。触角が櫛状となっているのでこれは雄だ。触角を前に伸ばし、じっと雌の臭いを探しているのだろうか。

- 写真1

- 写真2
めずらしいガでは無いが、成虫は晩秋にしか現れないので、これまであまり出会ったことが無かった。幼虫はマサキ、ニシキギなどを食べる。雌は秋に食草の枝先にまとめて卵を産むと図鑑に書いてあったので、その後付近の枝先を探してみたが残念ながら卵は見つからなかった。
- ミノウスバ Pryeria sinica(マダラガ科)
- マサキ Euonymus japonicus(ニシキギ科)
- ニシキギ Euonymus alatus(ニシキギ科)
(斉藤明子)