教室博日記 No.1907

 2021/01/08(金)

 清和地区の雪景色

 お正月明けの1月8日、令和3年に入って初めて君津方面に向かった。年末に納品された房総の山のフィールド・ミュージアムのニュースレター「しいむじな」の最新号を、君津市役所や清和地区管内などに届けるためだ。

 千葉市内はいつもと同じ晴天、館山道も気持ちよく走って、君津市役所へ。その後清和公民館へ向かう。ふと気がついて道脇の土の部分を見ると、うっすらと白くなっている。そういえば朝の天気予報で、房総南部の山間部では夜間に雨、あるいは雪が降った地域があると言っていたことを思い出す。「あれ?大丈夫かな」とやや不安になる。しかし天候は回復し、太陽も出ているので大丈夫だろうと思い直し、清和県民の森方面へ向かう。

 ところが次第に曇り空になり、風花のようなものがちらちら舞い始め、何となく空気が「雪が降る前」のシーンとしたものに変わってきた。以前(かなり前)住んでいた仙台で時々感じた空気だ。そのうちフロントガラスに向かってくるように雪が降り始めた。「ノーマルタイヤしかないけど・・・」と再び不安になったところで、清和県民の森の森林館にたどり着いた。森林館の前はうっすらと雪景色(写真1、2)、階段脇の枯れ葉にも雪が混じっている(写真3)。県民の森の職員の方も「どうしたんでしょうね」と驚いておられた。

森林館前の雪景色
  • 写真1
森林館前の雪景色
  • 写真2
雪がうっすら積もった森林館へ登る階段脇
  • 写真3

 しかし用事を済ませて外に出ると、ほぼ雪はやみ、晴れ間も覗いている(写真4)。雪が舞っていたのは10分か15分程度だったのかもしれない。それでも久しぶりに「雪を甘く見てはいけない」ということに気がつかせてくれた出来事だった。

  • 写真4 あっという間に晴れ間が出てきた

 ちなみにその日は、清和から鹿野山を抜けて、富津市役所に寄り、中央博物館に戻った。清和より標高の高い鹿野山だが、雪が降った形跡はほとんどなかった。昼過ぎから午後にかけては天気も回復し、いつも近くを通ったときに寄る鹿野山の九十九谷展望公園からの眺望をカメラに収め(写真5)、一息ついて山を下った。

  • 写真5 鹿野山の九十九谷展望公園からのいつもの眺め

(八木令子)