教室博日記 No.1949

 2021/04/22(木)

 カノコマルハキバガ

 木更津の谷津田にて。新緑の美しい谷津田を歩いた。葉の上に美しいガが止まっていた(写真1)。頭から翅先まで1センチ弱ほどの大きさだろうか。翅には鮮やかなオレンジと白の紋があり、触角の先も白く、とてもおしゃれなガだ。すぐに飛びそうだったので急いでシャッターを切った。

葉上のカノコマルハキバガ
  • 写真1

 帰ってから名前を調べるとカノコマルハキバガというマルハキバガ科のガのようだ。ガはチョウに較べて地味なイメージがあるが、本種のように小蛾類と呼ばれるものの中には驚くほど美しい色と模様の種がいる。美しくてもあまりに小さいので、まだ学名の付いていない種も多い。

  • カノコマルハキバガ Schiffermuelleria zelleri(マルハキバガ科)

(斉藤明子)