教室博日記 No.2015

 2021/09/03(金)

 ツノトンボ

 鴨川の山中にて。草に止まるツノトンボを見つけた(写真1)。近づくと飛び立つが、すぐに近くの草に止まる。

草に止まるツノトンボ
  • 写真1

 博物館には、見たことの無いトンボを見つけた、という電話がときどき掛かってくる。それは触角が長くて先が丸く太くなっていませんか?と尋ねると、たいてい、そうそう、それですという答え。それはトンボではなくツノトンボです、というきまった問答となる。

 ツノトンボはトンボとは全く異なる昆虫で、ウスバカゲロウなどと同じアミメカゲロウ目に属する。過去の教室博日記(No.1465)に、アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)に似るツノトンボの幼虫の姿が紹介されている。

  • ツノトンボ Hybris subjacens(ツノトンボ科)

(斉藤明子)