教室博日記 No.2027

 2021/10/14(木)

 オオマルクビゴミムシ

 君津市の山中にて。沢沿いに珍しく砂礫の広がった場所を見つけたので、石に腰掛けて休んでいた。あたりを見回しても飛び回る昆虫は居なかった。仕方がないので沢沿いに転がっている石を起こしてみると、オオマルクビゴミムシが走り出した(写真1)。

石の下から走り出たオオマルクビゴミムシ
  • 写真1

 この甲虫は、体長が約2センチと大型で、脚が長く前胸の形が特徴的なゴミムシである。礫のある河川敷に見られ、全国的には普通種のようだが、千葉県では房総丘陵に限って生息している。

  • オオマルクビゴミムシ Nebria macrogona(オサムシ科)

(斉藤明子)