2021/12/10(金)
スコップをつかんで離さないクロベンケイガニ
館山市内にて。川岸を歩いていると、岩陰に黒っぽいカニを見つけた(写真1)。

- 写真1 岩陰に潜むカニ
スコップを近づけると、ハサミでつかんだ(写真2)。

- 写真2 スコップをハサミでつかむ(スコップの刃の幅は約2.5センチ)
持ち上げても、スコップを離さない(写真3)。スコップを斜めに傾けても、離さない(写真4)。スコップを裏返したが、それでも離さない(写真5)。

- 写真3 スコップを持ち上げても離さない(スコップの刃の幅は約2.5センチ)

- 写真4 スコップを斜めに傾けても離さない(スコップの刃の幅は約2.5センチ)

- 写真5 スコップを裏返しても離さない(スコップの刃の幅は約2.5センチ)
スコップを地面に置くと、ようやく岩陰に戻っていった(写真6)。すると、別な個体も岩陰から出てきた。多くのカニが岩陰に隠れているようだ。カニに詳しい同僚に聞いたところ、クロベンケイガニという河川の下流域でよく見られるカニらしい。ハサミの力が強いことがわかった。

- 写真6 スコップを離して岩陰に戻った
- クロベンケイガニ Orisarma dehaani(ベンケイガニ科)
(千葉友樹)