2022/04/18(月)
クジャクシダ
君津市内にて。渓谷沿いの岩壁はさまざまな植物の新緑がまばゆいほどだ。そんな中に赤味を帯びた新葉が目についた(写真1)。

- 写真1 2022/04/18 君津市内
クジャクシダの新葉だ(写真2)。分枝して扇状に広がった葉は全体に赤味を帯び、まだ展開途中の葉先は垂れ下がっている。

- 写真2 2022/04/18 君津市内
過去に撮影したクジャクシダの写真を見比べてみた。葉の展開が進むと赤から緑のグラデーションが美しく、まさに羽を広げたクジャクを連想させる(写真3)。

- 写真3 2005/04/23 君津市内
すっかり緑色に変わった夏の葉も優美だ。黒い羽軸(うじく)のアクセントが効いている(写真4)。

- 写真4 2018/06/18 市原市内
扇状に拡がった葉の一つ一つの枝分かれを羽片(うへん)といい、羽軸は羽片の中央を通る軸のこと。
- クジャクシダ Adiantum pedatum(イノモトソウ科)
(尾崎煙雄)