フィールドノート No.2163

 2022/08/19(金)

 モンサビカッコウムシ

 東京大学千葉演習林にて。朽ちかけた枯れ木の幹のくぼみに小さな昆虫が隠れているのを見つけた(写真1)。

  • 写真1

 拡大して見るとモンサビカッコウムシであった(写真2)。上翅は赤地に黒い斑紋を持ち、丸みを帯びた黒い前胸の形と相まって愛らしいのだが、見た目に反して他の昆虫を捕食する肉食昆虫だ。体長は4ミリほど。千葉県では2012年に初めて記録された甲虫で、出会う機会はとても少ない。

  • 写真2
  • モンサビカッコウムシ Neoclerus ornatulus(カッコウムシ科)

(尾崎煙雄)