フィールドノート No.2252

 2023/04/21(金)

 サンショウ

 君津市内にて。今日は、4月29日に開催予定の観察会「山の学校157 春の里の生きもの」の下見にやってきた。観察会のコース沿いに点々とサンショウが生えていたので、小葉を揉んだときに出る香りを楽しんだ。子どもの頃、近所のお庭にあったサンショウにしては大きな木の枝を頂いて、飼っていたナミアゲハの幼虫に与えたことを思い出した。観察会当日にはすでに終わっていたが、下見に来た時には花の咲いている木があった(写真1)。

  • 写真1 

 サンショウにはオスの木とメスの木があり、オスの木には雄花だけ、メスの木には雌花だけが咲く「雌雄異株」である。この木は花ごとに5本の雄しべが伸びているのでオスの木だとわかる(写真2)。つまり、秋にこの木を見に来ても実はなっていないのだ。

  • 写真2 
  • サンショウ Zanthoxylum piperitum(ミカン科)

(斎木健一)