フィールドノート No.2270

 2023/06/16(金)

 ヤナギハナガサとヒメアカタテハ

 君津市の三舟の里案内所の近くの道路沿いに咲くヤナギハナガサにヒメアカタテハが訪れていた(写真1)。

  • 写真1 

 周囲にはヒメジョオンも咲いていたが、ヒメアカタテハ3頭は、ヒメジョオンには見向きもせず、ヤナギハナガサを巡り、熱心に吸蜜していた(写真2)。

  • 写真2 

 ヤナギハナガサは南アメリカ原産の帰化植物。1940年代後半から東海地方で確認され始め、千葉県でも1955年に市川市で記録されている。本種のような背が高くて細身の花は、チョウに好まれるらしい。同じクマツヅラ科のランタナがチョウの圧倒的な人気を誇っているという研究もある。

  • ヤナギハナガサ Verbena bonariensis(クマツヅラ科)
  • ヒメアカタテハ Vanessa cardui(タテハチョウ科)
  • ヒメジョオン Erigeron annuus(キク科)
  • ランタナ Lantana camara(クマツヅラ科)

(斎木健一)