フィールドノート No.2272

 2023/06/24(土)

 三舟の里で、初めての観察会

 6月24日、観察会「山の学校159 山の里の生きもの」が、君津市小香にある三舟の里で開催された。三舟の里は、君津市中心部から車で10分という便利な場所にありながら、昔ながらの谷津田の風景が保たれている無料の施設である。

 集合場所は、三舟の里案内所。駐車場とトイレが整備され、大きな屋根の下に机と椅子が並んでいる。今日は植物と昆虫がメインの観察会になるので、まずは昆虫専門の研究員がプロの使う捕虫網を振ってデモンストレーション(写真1)。背景に写っているのが、これから向かう谷津田である。

  • 写真1 

 谷津の中心を通る道は、舗装はされていないが整備されていて、幼児でも安全に楽しめる(写真2)。

  • 写真2 

 途中で時々こどもクイズ大会を開いた「畑に植わっているのは何でしょう?」(写真3)。

  • 写真3 

 谷津の端に仕掛けられたイノシシ罠を見学。時々かかるそうだ(写真4)。

  • 写真4 

 道沿いには、いろいろな植物が生えていた。左上に向かって伸びているのは山菜の王様タラノキ、説明者の指の位置にはツクバトリカブトの葉が見えている(写真5)。

  • 写真5 

 最後は隣接する梅田川遊歩道(ホタルの里コース)を案内して終了(写真6)。ここのホタルのシーズンは5月中旬から6月上旬とのことで、すでに終わっていた。来年に期待したいところだ。

  • 写真6 
  • タラノキ Aralia elata(ウコギ科)
  • ツクバトリカブト Aconitum japonicum subsp. maritimum(キンポウゲ科)

(斎木健一)