フィールドノート No.2234

 2023/12/14(木)

 硬骨魚類の脊椎骨の化石

 館山市内にて。この場所では、数千年前の内湾にたまった泥層が観察できる。泥層中に茶色い物体を見つけた(写真1)。

  • 写真1 泥層中の茶色い物体(スコップの刃の長さは約6センチ)

 やさしくなでていたら、地層から分離した。骨の化石のように見えたので、標本として持ち帰った。表面には泥が固着していたため、化石のクリーニングが上手なボランティアさんに頼んできれいにしてもらった(写真2~4)。

  • 写真2 骨の化石らしき物体(目盛りの単位はセンチ)
  • 写真3 骨の化石らしき物体(写真2を別な角度から撮影)
  • 写真4 骨の化石らしき物体(写真2を別な角度から撮影)

 硬骨魚類の脊椎骨の化石だった。魚種はわからないが、大きな魚のものと思われる。標本登録して、収蔵庫に保管する予定だ。

(千葉友樹)