2024/12/13(金)
クチナシ
12月13日(金)教室博物館のそばでクチナシが実をつけていた(写真1)。実の上の方に葉のようなものが6枚付いている。これは花びらの下についていた萼(がく)が大きく育って果実を包んだもので、花びらと同様、ひとつの花に6枚ついている。
クチナシの実は、古くから繊維や食品を染める色素として使われてきた。現在でも麺や洋菓子などの染色に用いられている。クチナシの本来の分布は静岡以西であるので、君津の樹は植栽されたものか、逸出したものと考えられる。
- 写真1 クチナシの果実。
- 写真2 上から見ると、萼が6枚であることがわかる。
- クチナシGardenia jasminoides(アカネ科)
(斎木健一)