フィールドノート No.2265

 2025/2/28(金)

 フキ

 印西での調査中にフキノトウを見つけた。根本を掘ってみると丸々とした短い地下茎がでてきた。地下茎からはフキノトウ以外に二本、葉をつけた茎が伸びている。この短い地下茎からは過去に何本もの茎が出たらしく、たくさんの痕が螺旋状に並んでいた。フキの地下茎については「ワサビと間違われて誤食されることがある」という記述がネット上で散見されるが、実例を見つけることはできなかった。

  • 写真1 フキノトウ。小苞のなかのツボミはまだ開いておらず、雌雄はわからない。
  • 写真2 根本を掘ってみると、丸々とした地下茎につながっていた。
  • 写真3 フキの地下茎。掘り出すまでは日にあたっていなかったはずだが、緑色をしている。
    フキ Petasites japonicus (フキ科)

(斎木健一)