フィールドノート No.2269

 2025/3/26(水)

 イノシシ

 印西市でイノシシの足跡を見かけた(写真1、2)。千葉県のイノシシは一度絶滅したが、1980年代に人為的に持ち込まれ、その後増加したとされている。現在、房総半島の南部には多く生息しているが、北総地域ではあまり見られない。ただし、印西市では2010年頃に北総地域の周囲の市町村に先駆けて生息が確認されており、人為的に放された可能性が指摘されている。

  • 写真1 イノシシの獣道。
  • 写真2 足跡。左右の主蹄の跡が見える。
  • 写真3 イノシシから田畑を守るための電柵。イノシシの毛皮は電気を通さないが、興味を持ったものには毛のない鼻先で触れて確かめる習性があるため、電気ショックを与えることができる。
  • イノシシ Sus scrofa (イノシシ科)

(斎木健一)