2026/6/26(金)
ムカデノウミウシ
鴨川市の海岸での調査中、ふと水の中を覗いてみるとムカデミノウミウシがのんびり歩いていた。鮮やかな水色が、潮だまりの中でひときわ映える。 ミノウミウシ類は、背側に多数の突起を持ち、これが「蓑(みの)」に擬えられている。餌としているクラゲやヒドロ虫などの刺胞動物から、未発射の刺胞をとりこむ「盗刺胞」をすることが知られている。盗んだ刺胞は突起に蓄えられ、身を守るために使われている。 さらに、ムカデミノウミウシは体内に共生藻もとりこんでいて、日光を浴びることで栄養を得ることもできる。このため、天気がいい日には、明るい場所でひなたぼっこをしている姿が見られる。餌も食べるし光合成もできる、優雅なハイブリッド生活を送るウミウシである。
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写真 ムカデノウミウシ
- ムカデノウミウシ Pteraeolidia semperi
(村田 明久)