千葉県立中央博物館大利根分館 22年度の展示           トップページへ  22年度展示事業へ


企画展「箕−その世界−」閉幕しました。

ご観覧ありがとうございました。


<展示概要>

「箕」という農具をご存じですか


岡山県美星町 (武蔵野美術大学所蔵)


「ちりとり」に似ていますが、穀類や豆類を入れて、手であおり、ゴミなどを除ける道具です。
また、選穀のほかに、運ぶ、干す、集める、などさまざまな作業に対応できる便利な農具です。



匝瑳市木積は箕の生産地として知られており、
昨年3月には、木積の藤箕製作技術が、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 この展示は、そのことを記念し、木積の藤箕づくりの技術を紹介するとともに、
列島各地や東アジア諸国のさまざまな箕をご紹介します。
 また、箕の歴史や箕にまつわる民俗もご紹介します。


主催:千葉県立中央博物館

後援:匝瑳市教育委員会、木積箕つくり保存会


会 期:平成22年5月29日(土)〜6月30日(日);会期中は無休

入場料:一般300円、高・大生150円(65歳以上・中学生以下・障害者手帳等を持参の方は無料)

展示内容


  1 箕の使い方 - どうやって使うの?-

  2 木積の藤箕づくり - どうやって作るの?-

  3 箕の歴史 - 発掘された箕・描かれた箕 -

 中世の絵巻物や近世の農書、四季農耕図などに箕を扱う
人々の姿が描かれています。

 明治前期に河鍋狂斎が描いた戯画です。「つめでひろって箕であける」ということわざを説いたもので、苦労して蓄えたものをいっぺんに浪費してしまう喩えです。
狂斎百図
(国立歴史民俗博物館 所蔵



  4 日本の箕・東アジアの箕 - 箕のいろいろ -
     日本列島各地の箕、韓国からインドまでのさまざまな箕を実物と写真でご紹介します。

 

青森県弘前市(武蔵野美術大) 沖縄県今帰仁村(武蔵野美術大)




 5 箕の民俗

関連行事
※各事業の詳しい日時、内容等については、で当館にお問い合わせください。実施日時等は都合により、変更となる場合があります。(大利根分館 電話 0478-56-0101 E-mail otonehaku@chiba-muse.or.jp)