げた【下駄】 

 木製の台板に三つの穴をあけて鼻緒をすげます。歩行に用いる履き物。長方形や長楕円の台板に別材の歯を付けた差歯下駄と,台歯を一木から作った連歯下駄がある。もともとは雨天に用いられたと考えられる。近世以降,晴天にはく日和下駄(ひよりげた),雨天用の高下駄(足駄),木履(ぽっくり)など様々な下駄が用いられた。現在でも,和服を着たときなどに使用されるが,昭和40年代を境として急速に減少した。