しゃくざし【尺差】・くじらじゃくものさし【鯨尺物差】
長さをはかる定規。日本では尺貫法が用いられ長さの単位として,寸・尺・丈などの単位を使っていた。曲尺(かねじゃく)の一尺は,1mの33分の1(約30.3p),寸の10倍,丈の10分の1。鯨尺の一尺は曲尺より2寸5分長く,約38pで,主に和服を作るのに使われた。明治24年にメートル法が取り入れられ,昭和34年から計量法によりメートル法に統一され尺貫法の使用は禁止された。日本建築や和服に関しては,現在も使われることがある。
教師用解説