いろり【囲炉裏】
台所や勝手と呼ばれる部屋の土間よりに設けられた例が多い。床を切り下げて,正方形や長方形の炉を作って中に灰を入れ,燃料の薪などを燃やした。火の上に自在鈎を吊して,鍋や鉄瓶などを掛けた。また,囲炉裏には煮炊きをするほか,暖房や照明の役割もあった。昭和30年代に,住宅建築の変化と燃料や照明・暖房器具の変化で姿を消した。
教師用解説