はがま【羽釜】
 竈に乗せたときに,隙間から炎が漏れないように周囲に鍔(羽という)をつけた釜。台所の竈の上に据えて,日常のご飯を炊く時や様々な煮炊きに使った。底が厚いことと厚く重い木の蓋で,ご飯を十分に蒸らすことができた。ガス炊飯器・電気炊飯器の普及によって使用されなくなった。

かましき【釜敷】
 藁や藁縄を輪の形に編んで作った釜の敷物。釜を安定させるのに用いた。製作する人によって様々な形やデザインがあった。釜の底の丸みに合うように,大きさも何種類か作ってあった。
教師用解説