利根川にすむ水鳥たち
利根川にすむ鳥や魚、川辺にすむいきものたちを紹介しているよ!
- オオヨシキリ

スズメ目ヨシキリ科
4〜5月にきて、9月ころ帰る渡り鳥です。
平地の田や川の湿地にちかいヨシ原などで昆虫などを食べ、巣をつくり、4〜6個の卵をうみます。
このころは縄張りをもち、ヨシの穂先にとまり1日じゅうなき続けます。
- ヨシゴイ

コウノトリ目 サギ科 ヨシゴイ属
ひろくアジア、太平洋に分布し、日本には、夏に繁殖のためやってきて、本州中部から南では、越冬(ふゆをこすこと)することもあります。
湖沼や湿原、ヨシ原にいることから、その名がつきました。低空飛行で魚類・昆虫などの獲物をさがします。
ここ数年、開発による生息地の破壊などで、減少しています。
- タマシギ

チドリ目 タマシギ科
留鳥(季節による移動をしない鳥のこと)。
水田や湿地、河川などでみられます。
県内でも各地で繁殖していましたが、開発による生息地の破壊などで、減少しています。
- コガモ

カモ目 カモ科
冬にやってくる渡り鳥です。
冬のあいだは群れで生活し、関東地方では、9〜4月頃にかけてみることができます。
植物食で、湖沼・河川などの水面からとどく範囲の藻や水草などを食べます。
- ハイイロミズナキドリ

ミズナギドリ目 ミズナギドリ科
渡り鳥
ニュージーランド付近で繁殖(子どもをうまれて数がふえること)し、太平洋をベーリング海まで往復します。
日本では、太平洋側の沖合いで、ほぼ一年中みられますが、4〜6月ごろがとくに多く、内陸へ迷いこむこともあります。
◆利根川では、そのほかにもいろんな鳥を観察できるよ。
- ダイサギ 成鳥で(おとなの鳥)はおよそ90cmになります。アオサギとならびサギ科で最大級。水田・河川・湖沼にすみついて、魚類・昆虫・両生類などを食べます。
- カルガモ カモ目 カモ科マガモ属
日本では本州から南でみられる留鳥(季節による移動をしない鳥のこと)。湖沼・河川にすみ、動物食の傾向がつよく、藻や水草などを食べます。
- カイツブリ 沼や池などで生活する留鳥(季節による移動をしない鳥のこと)です。5〜7月ごろ水のよどむ水面に、ヨシ・マコモ・藻などで浮巣をつくり、白色またはクリーム色の卵を3〜6個うみます。小魚・昆虫・タニシなどをこのんで食べます。
- しらべてみよう

◆利根川は野鳥の宝庫!
与田浦周辺の水田には、シギ、チドリのなかまなど多くの野鳥が生活しているよ。利根川周辺には、カモのなかま、河口付近にはカモメのなかま、ミズナギドリやアホウドリのなかまが見られるんだ。このように変化に富んだ環境に応じて、いろいろな野鳥がいることがわかってきたよ。
利根川にすむ魚たち
利根川にすむ魚や川辺の生きものたちを紹介しているよ!
◆利根川にすむいきもののようすが映像でみられるよ!