香取神宮の海獣葡萄鏡(複製)



 中国の唐時代(8世紀)のもので白銅製の円鏡です、中央に高く大きな紐(つまみ)を据え、これを中心に内外二区に分かられます。紐はたてがみを渦巻かせ、獲物をくわえながら四肢をふまえてうずくまる肉どりの厚い海獣です。これをめぐって大小の海獣・孔雀(くじゃく)・鳳凰(ほうおう)・天馬などの鳥獣と葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)で飾っています。直径29.5p 縁厚さ2.0p。