水郷の稲作 田植え サッパ舟に牛を乗せて 1



 サッパ舟に牛とハローを載せてエンマを漕いでいきます。千葉県佐原市の十六島周辺では
牛は大正時代頃から導入され、昭和に入って増え出しました。赤牛と呼ばれた朝鮮牛が主流
で、水郷は牛を舟に乗せて田まで行かなくてはならなかったので、おとなしいこの種の牛が適
していたそうです。馬は舟に乗ると暴れるのでだめだったといいます。