水郷の稲作 田植え 苗取り 1
苗取りは、苗を取って束ね、田植えの準備をする作業です。千葉県
佐原市の十六島周辺の田は、屋敷周りの田ほど高さがあって水はけ
がよく、土質も上々だったので、苗代田はおのずと集落近辺に作られ
ました。苗床を短冊状に盛り上げ、そこに播種するようになったのは
大正初年頃からで、早生種の農林一号の普及とともに広まっていった
とされています。