水郷の稲作 稲刈り オダに使う杭



家の脇にオダに使う杭が置かれています。水郷地帯は木がほとんどないため、
木材は大切にされていました。
オダは稲を架けて干すためのもので、これを作ることをオダ結いといいました。オ
ダ結いは盆前頃に行なわれ、墓所としては屋敷近くの田の端やクロが利用され
ました。これは、田のクロであればいくらか高さもあって、わずかの雨なら水に浸
かる心配が少ないためです。また、水郷は水害が多くあったので、いざというとき
はエンマ沿いの方がすぐに取り込めて、舟で運べたからです。
模型のこの部分は展示室では見えないのですが、裏側まできちんと模型が作
られています。