タイリクバラタナゴ
コイ科



 オシャレタナゴとよく呼ばれています。体長は7、8cmで、産卵期は4月〜7月に及びます。この時期のオスはなわばりをもち、体は虹色や青紫色の婚姻色に輝き、大変きれいです。メスは水底の二枚貝(カラスガイなど)のエラに卵を産み付けます。
 原産地はアジア大陸東部一帯で、日本には中国の揚子江からハクレンやソウギョの種苗(放流用の稚魚)にまじって、昭和16〜20年頃に入ってきたとされています。利根川下流域に多く生息し、他に濃尾平野や琵琶湖周辺にも繁殖しています。