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第10回 千葉県立美術館・博物館 合同企画展
「房総の漁(すなどり)ー海と川ー」 |
【会 期・会 場】 6/1〜6/30 千葉県立大利根博物館 〒287-0816 千葉県佐原市佐原ハ4500 0478-56-0101 7/13〜8/18 千葉県立安房博物館 〒294-0036 千葉県館山市館山1564-1 0470-22-8608 10/19〜12/1 千葉県立中央博物館 〒260-8682 千葉県中央区青葉町955-2 043-265-3111 入場料 無料
房総地方は、四方を海と川に囲まれて、はるか先人たちの時代から、房総の海や川からもたらされる豊かな産物の恵みを受けてきました。縄文時代、千葉県内に残され東京湾周辺を中心に濃密に分布する貝塚の件数はおよそ800個所を数え、全国一です。これら海岸周辺の遺跡からは、さまざまな漁撈に関する遺物が見つかっています。さらに、川や湖沼といった内水域周辺の遺跡からも古墳時代のサケ形埴輪や漁具などが見つかっています。奈良時代になると平城京跡からは、房総地方から運ばれた海産物に付けられた木札の木簡が見つかっています。江戸時代には、房総沿岸の豊富な魚を求めて紀州をはじめとした漁民の出漁が見られました。このように、この房総にあっては海と川のかかわりが非常に深い土地柄でした。 この展示では、房総地方の海や河川等でこれまで行われてきた漁法や、使われた漁具類の代表的なものを紹介します。各資料を通して、先人たちの優れた知恵を改めて知っていただければ幸いです。 【主な展示資料】 サケの埴輪、鹿角製アワビオコシ、鹿角製釣針、ジビキアミ(袖網)、サケアミ、コノミ、さんま網図(勝山調画)、鯛カツラ網、ハゼザオ、ドジョウタタキ、ハコメガネ、ヤンノー船模型、地曳絵馬、カジキモリ、ハイカラ釣、サザエバサミ、ヤギウケ、捕鯨銛、下総銚子浦鰹釣舟之図、ニシカメ、タコツボ、ウナギズ、ノリボウチョウ、投網(海用・川用)、テンヤ釣、イソガネ、コノシロアミ、ハヤモリ、ノリス、テングサガマ、アガシモリ、アジナア、ツクシ、アバリ、ワカサギアミ、タガッポ ほか ※会場、期日によっては展示されない資料もあります。詳しくは会場館にお問い合わせ下さい。 【主催】千葉県立安房博物館 千葉県立大利根博物館 千葉県立中央博物館 千葉県立美術館 千葉県立現在産業科学館 千葉県立関宿城博物館 千葉県立房総風土記の丘 千葉県立房総のむら 千葉県立総南博物館 千葉県立上総博物館 |