平成15年度デジタルミュージアム構築事業 千葉県の産業・交通遺跡
ようろうがわ さいひろ いたばめぜき____
養老川西広板羽目堰(市原市)
木造,コンクリート擁壁,堰幅34間(61.8m) 1920(大正9)年
このホームページでは,西広板羽目堰の組み立てや開放の様子などを紹介します。
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養老川西広板羽目堰は,夷隅郡山田村の渡辺善右衛門によって1879(明治12)年から構築の計画が進められ,幾たびかの失敗を重ねたのち1885(明治18)年に原型の養老川西広板羽目堰が完成しました。
現在の板羽目堰に改築されたのは1920(大正9)年で,設計は当時の千葉県内務部耕地課技手櫻井彦三と耕地整理組合技手立野總二でした。両氏は,堰止めにかかる各部の水圧を考慮した上で,さらにその力を利用して両岸にある1本の横桟木をはずすだけで堰中央より二方に倒れる仕組みとしました。 構造的発想や機能等について他に類例を見ない貴重な施設です。 養老川西広板羽目堰は,1979(昭和54)年3月10日に市原市有形民俗文化財に指定され,さらに,1994(平成6)年に農林水産省主催の「第三回日本のむら景観コンテスト」文化部門において農林水産大臣賞を受賞しました。 |
千葉県立
現代産業科学館
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