令和6年度千葉学講座

「千葉学講座」は、県内の博物館の研究員等が実施している調査研究活動の成果を、広く還元していくことを目的として開設しています。博物館職員と県民の方々が共に、この講座を通じて房総を再発見し、地域に立脚した新しいコミュニティづくりや地域の発展等に寄与したいと考えております。ふるってご参加ください。

 

令和6年度 千葉県立博物館文化セミナー

【会場】
千葉県立中央博物館 講堂
〒260-8682 千葉県千葉市青葉町955-2
電話 043-265-3111

【日時】
令和7年2月8日(土)、2月22日(土)
各日13:30~15:45(開場13:00)

【定員】
会場参加:当日13:00から中央博物館1階ホールにて受付、定員150人(先着順)
オンライン参加:こちら(Youtubeにて配信) 

聴講は無料です。展示を見学する際は入場料が必要です。入館料:一般300円、高大生150円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちのおよびその介護者1名は無料)

令和6年度千葉学講座のチラシはこちら

 

令和7年2月8日(土)

13:35~14:35

講演1 「埋立地に新たな文化をつくる-「五十嵐靖晃 海風」展の試み-」
千葉県立美術館 松田(まつだ) 直子(なおこ) 研究員

県立美術館で開催した千葉県出身のアーティスト・五十嵐靖晃(1979-)による回遊型美術展覧会PROJECT UMINOUE「五十嵐靖晃 海風」について、アーティストやサポーター「海風クルー」との協働によるプロジェクト展開のプロセスや地域連携事業の概要を紹介し、公立美術館としての挑戦を考察します。
14:45〜15:45

講演2 「県立高校の理科室に眠る昔の自然」
千葉県立中央博物館 斎木さいき 健一(けんいち) 主任上席研究員

高等学校の理科室には、戦前に博物学の授業で使われた標本や、戦後、生物部の活動の課程で集められた標本など、かつての自然を物語る証拠が多数残されています。県内12校および総合教育センターを調査して見つかった標本をもとに、理科室に残されていた自然の記録を紹介します。

令和7年2月22日(土)

13:35~14:35

講演1 「千葉県の産業の歴史」
千葉県立現代産業科学館 井上いのうえ 翔太郎しょうたろう 研究員

当館は今年、開館30周年を迎えました。当館の展示テーマでもある「現代産業の歴史」から京葉工業地域の発展について紹介します。鉄鋼、石油、電力など、本県工業の基幹をなす産業がどのように発展していき、現在はどのような変化がみられるのかをお話しさせていただきます。

14:45〜15:45

講演2 「「万祝」の昔と今 ―絵画・写真と史料から―」
千葉県立中央博物館 鈴木(すずき) 建人けんと() 研究員

江戸時代後期に房総半島で生まれたとされる漁師の祝い着「万祝(まいわい)」。発生から200年余りで、万祝に描かれる図柄や万祝の着こなし、そしてイメージはどのように変化してきたのでしょうか。特別展「万祝博覧会」の調査で分かったその時間的変化を、史料や絵画・写真から紹介します。

 

事業主体

千葉県立美術館 / 千葉県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館 / 千葉県立現代産業科学館 /千葉県立関宿城博物館 / 千葉県立房総のむら(指定管理者 (公財)千葉県教育振興財団)