平成14年度

平成14年度千葉県立博物館セミナー「千葉学講座」

【会場】
千葉県立美術館講堂
〒260-0024 千葉市中央区中央港1-10-1 / 電話 043-242-8311

 

【日時】
平成14年7月20日(土)、8月17日(土)、9月21日(土)、
10月19日(土)、11月16日(土)、12月21日(土)
各日13:00~15:45 (一日2講演各75分)(12:30 受付開始)

 

【定員】
200名(当日先着順) 聴講は無料です

 

平成14年度の講演内容

平成14年7月20日(土)
13:00~14:15 演 題   江戸川流域360年
講演者 額賀栄司(関宿城博物館上席研究員)
江戸川は、開削以来約360年が経過した。その間、江戸川とその流域はその時々にわたり様々に姿を変えながら今日に到っている。360年にわたる江戸川流域の変遷を紹介する。
14:30~15:45 演 題  千葉県の縄文時代の装身具
講演者 西川博孝(房総のむら農家事業課長)
縄文時代の人々が身に付けた様々な装身具を紹介し、千葉県の地域的な特徴について解説する。

 

平成14年8月17日(土)
13:00~14:15 演 題   千葉県における埋蔵銭について
講演者 小高春雄(総南博物館上席研究員)
県内に一括して大量に出土した中近世の銭が約30例ほど確認されている。その出土状況、銭種、年代等から当時の銭使いの実態を探る。
14:30~15:45 演 題   古墳がつくられなくなるころ
講演者 田形孝一(房総風土記の丘上席研究員)
いわゆる大化薄葬令以後、都と東国などの地方豪族による古墳を中心とした造墓活動の変化と、本格的な寺院建立に象徴される地方豪族たちの仏教思想の受容の関連性について考察する。

 

平成14年9月21日(土)
13:00~14:15 演 題   万博に見る産業技術と日本
講演者 櫻田秀樹(現代産業科学館上席研究員)
19世紀の産業社会から生まれた万国博覧会。産業技術という視点と万博と日本とのかかわりを中心にしながら万博を考察する。
14:30~15:45 演 題   出土文字資料と古代の地名
講演者 天野 努(安房博物館館長)
県内の奈良・平安時代の遺跡から出土した瓦や墨書土器に記された地名に関わる文字資料から地名の歴史について考察する。

 

平成14年10月19日(土)
13:00~14:15 演 題   房総の「和紙」
講演者 乙竹孝文(房総のむら上席研究員)
「総」(麻)の国と呼ばれた房総では、古代には麻紙の生産が行われていた。その後各地で和紙が漉かれ昭和30年代まで続く房総の和紙の歴史を眺める。
14:30~15:45 演 題   堀江正章と彼をめぐる作家たち
講演者 相川順子(美術館上席研究員)
堀江正章は工部美術学校で学び将来を嘱望されるが、後進の育成にも情熱を注いだ。旧制千葉中学校図画教師として多くの逸材を育てた。堀江の画業と周辺作家たちを紹介する。

 

平成14年11月16日(土)
13:00~14:15 演 題   千葉県のエビ・ヤドカリ・カニ
講演者 奥野淳兒(中央博物館分館海の博物館研究員)
房総半島の海にすむエビ・ヤドカリ・カニについて、各種の特徴や生態を紹介する。
14:30~15:45 演 題   千葉県の祭りー山車・屋台・船などを出す祭りを中心にー
講演者 秋山笑子(大利根博物館上席研究員)
千葉県に伝わる祭り・行事を概観し、特にその中から山車・屋台・船などを出す祭りについて、その分布と特色を紹介する。

 

平成14年12月21日(土)
13:00~14:15 演 題   台地と谷津を歩く
講演者 江口誠一(中央博物館研究員)
明治期と現代を地図で比べながら歩くと、土地と人々の生活が深くみえてくる。地図および実際に歩いた台地・谷津を紹介する。
14:30~15:45 演 題   新日鉄の進出と君津地方の変貌
講演者 森本和男(上総博物館上席研究員)
新日本製鉄の君津製鉄所の発足とともに君津市、木更津市の様子は大きく変化した。その変遷を振り返りつつ、将来を考える。

 

事業主体

千葉県立美術館 / 千葉県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館 / 千葉県立現代産業科学館 / 千葉県立関宿城博物館 / 千葉県立房総のむら(指定管理者(財)千葉県教育振興財団)

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