平成16年度千葉県立博物館セミナー「千葉学講座」
【会場】
千葉県立中央博物館講堂
〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2 / 電話 043-265-3111
【日時】
平成16年7月17日(土)、8月21日(土)、9月18日(土)、10月16日(土)、
11月20日(土)、12月18日(土)、平成17年1月15日(土)
各日13:00~15:45 (各日2講演 各75分)(12:30 受付開始)
【定員】
200名(当日先着順) 聴講は無料です
平成16年度の講演内容
平成16年7月17日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 幕末の眼科医 高野敬仲 講演者 柴内 孝(関宿城博物館上席研究員) |
幕末から明治初期にかけて、利根川中流域で6代にわたって医家を営んだ眼科医高野家を中心に、当時の医療の様子や文化人との交流について紹介します。 | |
14:30~15:45 |
演 題 古代房総の漁撈民とその生産活動 講演者 天野 努(安房博物館長) |
古墳時代や奈良・平安時代の漁村集落遺跡の発掘調査事例や文献資料から、古代房総の漁撈民の姿やその生産信仰を探ります。 |
平成16年8月21日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 浅井忠の系譜-佐倉藩関係史料から探る- 講演者 高橋 覚(美術館上席研究員) |
佐倉藩の藩政史料や古記録等から、日本近代洋画の先駆者浅井忠を世に出した浅井家の系譜を紹介します。 | |
14:30~15:45 |
演 題 蛍光灯の科学 講演者 高木博彦(現代産業科学館副館長) |
日常何気なく使用している蛍光灯も、実は複雑な科学技術の結晶です。その原理や構造、将来などを簡単な実験を交えて紹介します。 |
平成16年9月18日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 ~水中に咲く花~イソギンチャクの世界 講演者 柳 研介(中央博物館分館海の博物館研究員) |
潮の引いた磯で、指でつつくと、ぴゅーっと水を吐き出す物体、そう、それがイソギンチャクです。普段あまり注目されることのないイソギンチャクの驚愕の世界を徹底的に紹介します。 | |
14:30~15:45 |
演 題 前方後円墳と帆立貝古墳 講演者 沼澤 豊(総南博物館長) |
帆立貝古墳と呼ばれる独特のスタイルの古墳はどのように誕生したのか、そこに葬られたのはどんな人たちなのか探ります。 |
平成16年10月16日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 安房の式内社とまつりの空間 講演者 笹生 衛(安房博物館上席研究員) |
安房国には上総国を上まわる6か所の式内社(平安時代に国家から捧げ物が奉られた神社)が存在します。その性格と歴史的な背景を最近発掘された「まつりの遺跡」の調査成果から探ります。 | |
14:30~15:45 |
演 題 Chiba(ちば) Origin(おりじん)-千葉県の原風景・明治~昭和初期の絵葉書- 講演者 田形孝一(房総のむら上席研究員) |
「房総のむら 風土記の丘資料館」の収蔵資料である『山中コレクション』(明治時代~昭和初期の絵葉書資料)をもとに、千葉県の原風景をピンポイント的に現在の景観と比べながら紹介します。 |
平成16年11月20日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 道しるべでたどる古道~高倉道の場合~ 講演者 高崎芳美(中央博物館上席研究員) |
西上総地方では「巡礼街道」ともいわれた「高倉道」を今に残る道標などから跡付け、同時に古道にまつわる歴史資料を紹介します。 | |
14:30~15:45 |
演 題 房総における元禄地震と津波 講演者 本吉正宏(上総博物館上席研究員) |
元禄16年(1703年)11月、房総半島を震源として大きな地震が発生しました。激しい揺れとともに大きな津波を引き起こし、沿岸各地に大きな被害をもたらしました。房総半島を中心に、津波被害の様子を紹介します。 |
平成16年12月18日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 千葉県の近代和風建築 講演者 坂本 永(現代産業科学館上席研究員) |
近代和風建築は身近に存在する反面、地域の変容や生活スタイルの変化により姿を消すものも多くあります。最近の調査成果をふまえながら、その所在状況と課題について紹介します。 | |
14:30~15:45 |
演 題 行商・二題 講演者 小林裕美(大利根博物館上席研究員) |
君津市中富で江戸時代から行われた飴売りと、佐原周辺の農村からマチへの野菜行商の2つの事例を軸に、行商の歴史的背景や商態を紹介し、その意義と魅力を探ります。
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平成17年1月15日(土) | |
13:00~14:15 |
演 題 下総台地をめぐる民俗-茶とうどんの文化- 講演者 猪野義信(房総のむら上席研究員) |
下総台地における生業や衣食住について、地域の諸相にあった生活の工夫や特徴を探ります。。 | |
14:30~15:45 |
演 題 滝を観る-滝の動きを追う- 講演者 吉村光敏(中央博物館地学研究科長) |
千葉県には200近くの滝があります。この滝を紹介するとともに、滝の動き方や、滝に特有の地形など、滝の地形学的見かたを解説します。 |
事業主体
千葉県立美術館 / 千葉県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館 / 千葉県立現代産業科学館 / 千葉県立関宿城博物館 / 千葉県立房総のむら(指定管理者(財)千葉県教育振興財団)
このページのお問い合わせ先
千葉県立中央博物館 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
TEL:043-265-3111
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