平成28年度

「千葉学講座」は、県内の博物館の研究員等が実施している調査研究活動の成果を、広く還元していくことを目的として開設しています。
博物館職員と県民の方々が共に、この講座を通じて房総を再発見し、地域に立脚した新しいコミュニティづくりや地域の発展等に寄与したいと考えております。ふるってご参加ください。

 

平成28年度千葉県立博物館セミナー「千葉学講座」

【会場】
千葉県立現代産業科学館「サイエンスドーム」
〒272-0015 市川市鬼高1-1-3 / 電話 047-379-2005

 

【日時】
平成28年10月29日(土)午後1時~午後4時15分

 

【内容】
講演1「魅力あるちばの鉄道路線と走るしくみ」
 講師:千葉県立現代産業科学館 学芸課長 鈴木淳一

講演2「議事堂の扉-津田信夫の業績-」
講師:千葉県立美術館 主任上席研究員 中松れい

 

 

平成28年度の講演内容

平成28年10290日(土)
13:05~14:35 演 題   魅力あるちばの鉄道路線と走るしくみ
講演者 鈴木淳一(千葉県立現代産業科学館 学芸課長)
鉄道は輸送力に優れ,環境にも優しい交通手段として、多くの人が利用する公共交通機関となっている。今年度の現代産業科学館特別展「出発進行~もっと・ずっと・ちばの鉄道~」では、特徴ある変遷を遂げ、現在の県内路線網を形成してきた県内各路線の魅力を紹介するとともに、鉄道の高い安全性や快適性を支える鉄道技術について紹介している。本講演では、展示会の概要と共に、今回、初めて銚子の地を離れて本展示会に出展された「デキ3」について、車両の特徴やとその歴史について解説する。
14:45~16:15 演 題   議事堂の扉-津田信夫の業績-
講演者 中松れい(千葉県立美術館 主任上席研究員)
メタルアート(金属を用いた美術表現)の分野で優れた業績を残した津田信夫(つだしのぶ)の活動のなかから、特に国会議事堂に設置されているブロンズ製扉群に注目し、その特徴などを、現存する資料と現地調査の結果に基づき紹介する。津田は佐倉市に生まれ、東京美術学校卒業後、長く工芸の分野で活動した。中でも議事堂の扉製作は、津田が担当した全事業のみならず、近代工芸史上においても特筆すべきものである。

 

事業主体

千葉県立美術館 / 千葉県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館 / 千葉県立現代産業科学館 / 千葉県立関宿城博物館 / 千葉県立房総のむら(指定管理者(財)千葉県教育振興財団)