令和4年度千葉学講座

「千葉学講座」は、県内の博物館の研究員等が実施している調査研究活動の成果を、広く還元していくことを目的として開設しています。博物館職員と県民の方々が共に、この講座を通じて房総を再発見し、地域に立脚した新しいコミュニティづくりや地域の発展等に寄与したいと考えております。ふるってご参加ください。

 

令和4年度 千葉県立博物館文化セミナー

【会場】
千葉県立中央博物館 講堂
〒260-8682 千葉県千葉市青葉町955-2
電話 043-265-3111

【日時】
令和5年3月5日(日)
10:00〜15:40(開場9:30)

【定員】
会場参加120名、オンライン配信100名(要事前申し込み) 

聴講は無料です。展示を見学する際は入館料が必要です。入館料:一般300円、高大生150円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちのおよびその介護者1名は無料)

【申込期間】
令和5年2月5日(日)~2月27日(月)必着(窓口では2月26日(日)まで)

※申込多数の場合は抽選を行います。結果は申込締切後お知らせいたします。

※講堂参加については事前申込で定員に満たない場合のみ当日受付を実施します。

【参加申込み】(1)(4)いずれかの方法でお申し込みください。

(1)WEB
2月5日(日)以降、本ページの申込フォームからお申し込みください。[会場参加はこちら][オンライン参加はこちら

(2)FAX
千葉学講座に参加を希望する旨と、参加方法(会場またはオンライン)、住所、氏名、返信先住所を記入して中央博物館 宛にお送りください。

宛先 千葉県立中央博物館企画調整課 FAX 043-266-2481

(3)往復はがき
千葉学講座に参加を希望する旨と、参加方法(会場またはオンライン)、返信先住所、氏名を記入して中央博物館 宛にお送りください。

宛先 千葉県立中央博物館企画調整課 〒260-8682 千葉県千葉市中央区青葉町955-2

(4)各館窓口(県立中央博物館、分館海の博物館、 県立美術館、現代産業科学館、関宿城博物館、房総のむら)

 

令和4年度千葉学講座のチラシはこちら(1825KB)(PDF文書)

 

プログラム

10:05~11:05

講演1 「私の『ちばの植物探検』」
千葉県立中央博物館 平田(ひらた) 和弘(かずひろ) 植物学研究科長

1988年の就職以来、中央博物館の25年間、房総のむらの4年間、千葉県各地の植物相を記録してきました。始まりは、市原市自然環境実態調査と当時の副館長の指示による一人1市町村担当のフロラ調査。それから県内各地を巡り、データを蓄積してきました。その様子と、その時々に見つかった希少植物などについて報告します。

11:10〜12:10

講演2 「イソギンチャクを調べる」
千葉県立中央博物館分館海の博物館 (やなぎ) (けん)(すけ) 主任上席研究員

イソギンチャク類は海の無脊椎動物の中では比較的馴染みの深い生きものであるにもかかわらず、その分類学的研究は遅れており、日本周辺の海にも「名無しのイソギンチャク」が数多く存在します。本講演では、イソギンチャクの分類学的研究を続けている研究者が、実際にどのようにイソギンチャクを調べ、その名前をつけていくのかについて紹介します。

13:30~14:30

講演3 「関所はよのため 人のため~関宿関所の役割と実態~」
千葉県立関宿城博物館 ()(ざき) (あきら) 学芸課長

関所とは江戸幕府が江戸の防衛のために江戸に入る鉄砲と、江戸から出ていく女性を取り締まった施設です。その関所が関宿にも置かれました。なぜ関宿に関所が置かれ、どのような役割を担わされたのか?関所の実態についてもお話しします。

14:35〜15:35

講演4 「インテリアデザインの先駆者・澤部清五郎の画業」
千葉県立美術館 神野(じんの) 有紗(ありさ) 研究員

関西美術院で浅井忠に師事し、洋画・日本画・デザインなど他分野にわたって活躍した澤部清五郎(さわべせいごろう)(1884年-1964年)。その知られざる多彩な画業について、後半生の中心であったインテリアデザインの仕事との関わりを再考しつつ、ご紹介します。

 

事業主体

千葉県立美術館 / 千葉県立中央博物館・大利根分館・大多喜城分館・分館海の博物館 / 千葉県立現代産業科学館 /千葉県立関宿城博物館 / 千葉県立房総のむら(指定管理者 (公財)千葉県教育振興財団)